受託開発者のデザインメモ

現在学んでいる UX デザイン・サービスデザインについての振り返りや、自主的な調査活動について書いています。

X Design Academy Basic オフィスアワー - 2017/07/27

X Design 学校では授業や業務の相談をするために、しばしばオフィスアワーが設けられます。

講座が始まってから 2 回目になりますが、今回は自分たちの班もアドバイスを貰うために秋葉原校へ伺いました。

場所は DMM.make.Akiba でそこの一室に入居しており、Advanced コースの方々は会議室などで講義を受けるらしいです。

https://akiba.dmm-make.com/#access

 

前回までに作ったビジネスモデルキャンバスや、今後行っていく調査について意見を伺いました。

 

キャンバスについては、ターゲットを「これからシニア層になる 55 歳 ~ 60 歳」としていましたが、

「お年寄りだけで旅行に行くのはそもそも普通にやっている」

「お年寄りだけでいくより若者と一緒に行った方が面白い」

らしく、お年寄りだけをターゲットにしていることに違和感があるようでした。

もともとはシニア層を選んだのは、ビジネスオーナーの「新規顧客を開拓したい」という意図にあわせて、学生もしくはシニア層の中から後者を選んだのですが、シニアを含めた広い範囲でターゲットを考えた方が良さそうです。

 

また、シニア層のイメージとして、「退職後に何をしたいかが見えていない」という想像をしていましたが、

「今のシニア層は皆趣味やコミュニティを持っている」

「趣味・コミュニティを持っていないのは、シニア層に対する古いイメージ・妄想」

とのことでした。

 

正直ここについては自分たちの想像だけで判断したのではなく、デスクトップリサーチをする中で趣味・コミュニティのある層と無い層の 2 つがいたため、一概には言えないのでは?と思いました。

(調査を鵜呑みにするのも良くはないですが。下記リンク先参照)

dentsu-ho.com

現状どちらの考えが正しいか?を考えると、どちらも正しそうですが、

「これから定年という区切りはなくなり、ずっと緩やかに続いていく」

という話を聞く中で、仕事と私生活の境が薄くなると、より多くの人が趣味やコミュニティを持つようになるのかなと思いました。

 先のことを考える際、10 年後のことを考えるべきなのに、2,3 年後の変化を考えてしまっているのかもしれません。

 

 

また、調査については、Cultural Probe を追加すると良いとの意見を貰いました。

(下記参考)

コンテクストを読む ーCultural Probehidematsubara.wordpress.com

Cultural Probe 自体は幅広い調査法であり、きちんとした理解ができていないのですが、回答する側が楽しく、論理的だけでなく感覚的な回答も可能な調査法のようです。

今回はその中から「一番大事なものを写した写真」を 3 枚持って来てもらい、それについてインタビューする、という調査を行うことにしました。

これによって、インタビューイーの価値観などが深掘りできるかと考えています。