X デザイン学校 Basic 2 回目の授業は「ビジネスインタビュー」。
UX デザインが広まって皆学ぶようになり、ユーザ調査から入ろうとしますが、そもそもお金にならないと成り立ちません。
そのため、まず初めに「ビジネスオーナーの意図」を知ることが大事とのこと。
今回はワークショップのテーマとなる企業の方に来てもらい、ビジネスインタビューが実施されました。
そして BMC (ビジネスモデルキャンバス) を書いて、現状のビジネスを可視化していきました。
自分たちの班は「旅行」がテーマです。
インタビューでは BMC の書き順に沿ってインタビューアーの方が質問していましたが、なかなか考えるポイントになりそうなものが見つかりませんでした。
先生曰く、
「既にビジネスモデルが固まっているので難しい」
とのことでしたが、インタビューの仕方を BMC に沿った順序ではなく、通常のユーザインタビューと同様に、時間軸に沿った聞き方をした方が、これまで実施してきた施策や意図について、もう少し深掘れるのではないかと思いました。
その後、現状のビジネスをリフレーミングして、新しいビジネスを検討。
しかし、インタビューで出て来たことに基づく部分しか考えておらず、リフレーミングが全くできていなかったため、既にあるようなサービスしか考えられず。
その結果、発表では「どこが新しいの?」と突っ込まれることに。
「現状のビジネスから考えるのではない」とは分かっていたものの、やはり同じ結果になってしまいました。
フィードバックとしては、ターゲットユーザを「シニア世代」と定めたところまでは問題なく、そこから提供価値を考える際に「旅」というテーマを一旦捨て、「シニア世代」が求めるものを考えて、リフレームするのが良いとのこと。
正直「ユーザが欲しているものは、ユーザインタビューなど質的調査しないと分からない」
と思っていたので、あまり妥当じゃないのでは?と思いましたが、後日、浅野先生のブログで以下のコメントが。
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「未来が描けないというのは、日頃の情報収集が疎かであるからだ。
学ぶと言うことは「自分に何が足りないか知ること」なのだ。」
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。。。やる前から知っていないと駄目らしいです。
この分野を学ぶたびに、「UX の手法ってそんなに直接的には役に立たないのだなあ」と思うのですが、UX に限らず、何かを考える上でインプットの量は大事なのだなと実感しました。
とは言っても今の情報では話にならないので、宿題としてメンバー全員でデスクトップリサーチ + 再度リフレーミングすることに。
次回へ。