受託開発者のデザインメモ

現在学んでいる UX デザイン・サービスデザインについての振り返りや、自主的な調査活動について書いています。

X Design Academy Basic #04 UX リサーチのための認知科学入門

前回に引き続き、ユーザ調査について。
 
パイロットテストフィードバック
前回の講義では調査計画を立てたので、各グループそれを元に 1 名だけパイロットテストを行っていました。
そのため、まずパイロットテストの結果についての報告と、事前に提出していた調査時の動画についてフィードバックから始まりました。
 
自分のチームは、インフォーマント(調査対象者)に
・1 日の出来事を記入したシート
・「大切だと思うもの」を撮影した写真
の 2 つを事前に提出してもらい、それらを元に 1 時間 30 分程度のインタビューを実施しました。
 
パイロットテストは筆者が実施。
インフォーマントは仕事で繋がりのある方です。
 
事前にお願いした提出物についてはいずれも丁寧に対応して貰い、インタビューで取っ掛かりとして使いました。
インタビューはこれまでも何度か行ってきましたが、「深堀り」の仕方が難しく、「一通り話を聞いた」というところで終了してしまいました。
 
そんなことを見抜いてか、先生からのフィードバックは「問いの関連性が無い」との指摘。
一つ一つ質問は聞いていたが、全体として「この人の価値観は?」という質問には答えられない、とのこと。
出来ていないことは認識していたものの、正解(は無いと思うのだが、より良い結果)が分からないので、「どう質問するべきか」聞いてみると、「その人に興味を持つこと」との回答。
「自分だったら…」という前置きで、
「何故?」
「どういうきっかけで?」
「その時どう思った?」
「どんなサポートがあった?」
「将来的にどうして行きたい?」
など、先生の口からは矢継ぎ早に色々な角度の質問が出てきました。
 
事前にたくさん想定の問いは用意していたけど、その場で出てきた話に対しては、まるで問いかけができていないことを認識。
質問例を聴いて、これまで自分が「銀の弾丸」的な質問にこだわり過ぎていたなと感じました。
先生から出てきた問いは特に変わったものではなく、全て普通の問いだと思うので、それらを参考にしつつ、ある程度汎用的な問いの例を持っておき、次回以降試そうと思います。
 
 
 
認知科学入門
講義の方は、タイトルにある通りインタビューの際に役に立つ認知科学の知識について。
人の認知特性に基づき、いくつか聞き方の注意点を聞きました。
総じて言うと、インフォーマントにもインタビューアにも「先入観・前提知識」があるので、それに気を付けながら聞くべき、と言う話です(もっと細かい要点はありましたが)。
これに関しては、頭に入れながら場馴れしていくしかないですね。
 
 
今回の宿題は、次回までに各メンバー 1 人ずつインタビューを行い、スクリプトを書き起こすこと、です。
基本的にはインタビュー時間 x 3 倍かかるのでかなりハードです。。。